S&P500とは、米国の代表的な株価指数でGATAM(Google/Apple/Tesla/Amazon/Microsoft)を中心としたアメリカの代表的な500銘柄を時価総額で加重平均し指数化したものです。更に長期的に見ると右肩上がりに推移しているのが特長です。
その為、S&P500の指数に関連した投資信託や上場投資信託(ETF)にVOO(正式名称:Vanguard S&P 500 ETF)は爆発的に人気があります。
本記事では、このS&P500の投資信託の銘柄や過去の値動き、今後どうなるのかを含めて解説していきます。
S&P500の基礎知識
S&P500とは、米国の代表的な株価指数の1つでニューヨーク証券取引所、NASDAQ等に上場している企業から代表的な500銘柄を時価総額で加重平均し、指数化しています。
そのため、S&P500に連動するファンドに投資すればアメリカの主要企業500社へ投資しているのと同じ効果が期待できます。
また米国の有名な投資家であるウォーレン・バフェット氏も一押しの指数となっています。
「一般投資家ならば、個別株よりもS&P500株価指数へ投資した方が賢明だ」──。
米国の著名投資家のウォーレン・バフェット氏は2021年5月1日に自身が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイのオンライン株主総会で、株主たちにこう強調した語っています。
投資初心者はとにかくS&P500に投資しておけば、まず間違いはない指数と言えますよね。
S&P500の企業群は有名な企業ばかり
S&P500の企業群はどういったものがあるのか?参考までにeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の銘柄を記載します。
ここにはAmazonは記述ないですが、銘柄上、比率低いですが入ってますので、アメリカのイノベンチャー企業群であるGATAM(Google/Apple/Tesla/Amazon/Microsoft)はがっちり組み入れられています!
順位 | 銘柄 | 国 | 業種/セクター | 組入比率 |
---|---|---|---|---|
1位 | APPLE INC | アメリカ | テクノロジ・ハードウェア・機器 | 6.60% |
2位 | MICROSOFT CORP | アメリカ | ソフトウェア・サービス | 6.00% |
3位 | AMAZON.COM INC | アメリカ | 小売 | 3.50% |
4位 | TESLA INC | アメリカ | 自動車・自動車部品 | 2.10% |
5位 | ALPHABET INC-CL A | アメリカ | メディア・娯楽 | 2.10% |
6位 | ALPHABET INC-CL C | アメリカ | メディア・娯楽 | 1.90% |
7位 | META PLATFORMS INC-CLASS A | アメリカ | メディア・娯楽 | 1.90% |
8位 | NVIDIA CORP | アメリカ | 半導体・半導体製造装 | 1.80% |
9位 | BERKSHIRE HATHAWAY INC-CL B | アメリカ | 各種金融 | 1.30% |
10位 | UNITEDHEALTH GROUP INC | アメリカ | ヘルスケア機器・サービス | 1.10% |
引用元:MORNINGSTAR(eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
知ってる企業群が多いと心強いし、今後も伸びていく成長できる感じがするね。
S&P500チャートの実績は驚愕の右肩上がり
以下にGoogleファイナンスで表示されている実績チャート(2022年2月時点)を示します。
引用元:Googleファイナンスより
長期的にみると非常に長きに渡って右肩上がりで驚異的と言えると思います。
一方で1998年〜2012年の15年以上の間はなかなか元の相場に戻れず、苦しい期間もありましたので、必ず上昇し続けるというわけではないのでそこは理解しておく必要はあります。
2000年初頭での米国株やS&P500は、まだ不安定な相場だったので振り返ってみれば、強かったと言えるのかもしれない。ここに資産形成の難しさを感じる。
なお、他のチャートと比較してみると分かるのですが日経平均はほとんど成長していません。如何にS&P500が凄いかが判ります。
引用元:Googleファイナンスより
日本経済の停滞がこのグラフを見ると判りますね。。。
海外市場に目を向けないと相当厳しいんだなあと実感しますね。。。
S&P500は今後も伸びるのかの肝は組み入れセクター
米国株は大きく11のセクターに分類されています。
その中でS&P500のセクターは以下の内訳になっています。
情報技術セクターが全体の4分の1以上を占めています。
情報技術セクターは、テクノロジー企業として業績の変化が激しい為、株価も乱高下が激しいです。
ですが、テクノロジーの発展とともにマーケット状況が良い時にはS&P500を強烈に下支えしています。
S&P500の金融商品は何があるのか?
以下にS&P500の指数に連動した各種の金融銘柄を記載します。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | iFree S&P500インデックス | |
委託会社 | 三菱UFJ国際投信 | SBIアセットマネジメント | 大和アセットマネジメント |
信託報酬率 | 0.0968%以下 | 0.0938%程度 | 0.2475%(運用管理費用) |
純資産総額 | 7,394億円 | 3,199.5億円 | 348億円 |
引用元 | SBI証券/目論見書(2021年10月29日) | SBI証券/目論見書(2021年12月15日) | SBI証券/目論見書(2021年12月1日) |
投資の基本は信託報酬手数料が低ければ低い程、利益が大きいのでSBI・V・S&P500インデックス・ファンドが良いのかな?
純資産総額が大きい金融商品は、皆が投資している証なのでそっちの方がメリットが大きいんじゃない?ここは難しい議論で実際に投資をしてみてどれが一番良いかの判断が必要だね。但し、どれもS&P500の指数連動なので基本的には大きな差異はないはず。
NISAとiDeCoでも取扱されている証券会社は多い
S&P500については、メジャーな指数であり、金融商品も複数ある為、NISAやiDeCoでも選択出来るケースが多い。
よって、非課税で選べる有望な投資信託の1つなのでぜひ、いずれかで選択検討しよう!
私の場合は、NISAでS&P500を選んでます。
iDeCoについてはよりNISAよりも長期視点で自動的に先進国/新興国含め割合をリバランスしてくれるオールカントリーを選んでます。
S&P500で思うこと
S&P500は圧倒的な支持がある指数なので、それに変わる指数はそもそも存在しないと言っても嘘ではないと思います。
資産形成する上で何をすれば良いか分からない場合はまずはS&P500の一択で問題ないと感じています。
投資信託でどの銘柄を選ぼうか悩む場合はS&P500でいきましょう。
金融商品としては本記事で挙げている3つの商品であれば大きな差異はないと思っています。
ぜひ、まずは投資信託購入で資産形成の一歩を歩みましょう!
以上
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